新着情報

News

2024.12.23

同釜

同じ釜の飯を食べた女子2人と久しぶりにランチをした。

俳優のための修行塾。

20代後半から30代後半までの約10年。
通った。

週一回、日曜日。
休まなかった。

毎回、同じ課題をひたすらやり続ける。
褒められれば有頂天になり
ダメ出しされればこの世の終わりくらい凹み

今、思う。
私には覚悟が足りなかったゆえの
感情の上がり下がりだったと。

みんなそれぞれが、なんらか大変な中で
必死に通っていた修行塾。

1人は、しょっぱい釜の飯だったと
表現した。

確かにしょっぱい釜の飯だった。
同感。

その釜飯があったから
今、俳優として仕事に活かせている。

芝居はもちろんだが
人の感情の機微や
あり方をたくさん学べた場所だった。

同じ釜の飯を食べた2人。
それぞれ違う道を進んでいるが
変わらずキラキラしていてたくましく
美しかった。

同釜(お仲間)にしか分からない
あの時を
再会した瞬間分かち合えたことが
とてもとても嬉しかった。

次に会った時も
きっとあのしょっぱい味話を
もち前の個性で
甘話、辛話に仕上げてくれるだろう。
私もそうしたい。

そうそう、人はしょっぱいものがないと
生きていけないと
亡き婆ちゃまが言っていた。

人生にナトリウムは必須なのだ。
カテゴリ:Blog

- CafeLog -