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2024.07.08

家族の習慣

朝、ご先祖様のお墓参り
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お墓参りの後
シンガポールの親戚たちは必ずロトを買う習慣がある。

紙を細かく10等分にちぎり
(今回はランチのお会計時のレシートを使用)
0から9までの数字を書く。
それを丸めたもの(数字玉と私は勝手に読んでいる)を
地面に投げる。

1人ひとつずつ散らばった数字玉を
順番に選ぶ。
今回は私が一番目に選んだ。
順番は決まっていない。
せっかちな私は
何の数字を拾ったか
すぐに見たくて開けたくなるのだが
勝手に開けてはいけない。
仕切り役の叔父に拾った紙を渡す。
叔父は出た数字をゆっくりと読み上げる。

ロトを買うことが習慣ではなく
買う前の、番号選びのこの一連の流れが
習慣化していると言った方が正しいかもしれない。

このルール、他で今まで聞いたことがない。
母方の親族のオリジナルルールだと思う。

祖母も祖父もロトが好きだった。
何かお祝い事があるたびに
そのお祝い事にまつわる数字のロトを買っていた。

"ロト習慣"
今はお墓参りの後にしているが、
みんなが集まってワイワイ楽しくという雰囲気は
お祝い事に近い。

私が幼い頃、シンガポールで暮らしていた時の
家族たちの風景そのもの。

ロトが当たることを夢見る楽しさもあるが
なんとも言えない親族の一体感を味わえるひと時に
これまたなんとも言えない家族の温もりを感じる。

"ロト習慣"
ちなみに当たったことはない。
だけど、この習慣は
小さい頃の家族の思い出を蘇らせてくれる
素敵な習慣だ。
















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